これからは在宅介護で看取られる高齢者が増えてきます

高齢者の死亡の場所について

今までは高齢者の亡くなる場所が病院でした。医療の進歩により生かされて看取られるケースが多かったのです。ところが、高齢者人口に伴い、病院における滞在日数にも限度があるため、がん患者などに限らず、高齢者の死亡場所は、自宅や特養などの福祉施設、グループホームなどに拡大されていくことが予想されます。介護報酬改定により、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)には、「重度化対応加算」とともに「看取り介護加算」が創設されています。

看取り介護関係者の思いは三者三様

近年の病院における病棟建設に「緩和ケア」の病棟が増えてきております。緩和ケア病棟などのターミナルケアでは、医師や看護師をはじめ、他の関係スタッフとのチームカンファレンスの中で、看取りの心構えや対応法などが話し合われています。しかし、訪問介護を専門としているホームヘルパーの介護職の場合は、看取りの介護や、在宅療養患者の死のプロセスなどについては、専門的な研修を受ける機会は少なく、看取りについては三者三様といえます。

死に対して療養者と家族の意向が相反する

高齢者のターミナルケアに際して、在宅療養者とその家族の意向が相反する場合もあります。本人は延命治療を望まなくても、家族は希望するといったケースが多いのです。さらに、家族は身内でありながら、医師から介護者としての客観的な観察を求められているため、心理的な負担を背負っているものです。介護職が看取り介護に携わる場合には、患者や家族の心理的動揺や精神的なケアが重要です。やがてくる死を知っている人に「きっとよくなる」といった言葉は無意味で、最後まで見放すことなく付き添う姿勢が大切です。

介護に就職すると、24時間体制のシフト勤務になることが多く、派遣という働き方を選択する方も増えています。そういったことから、介護の派遣と言う働き方も増えています。

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